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フリーランストラベラー。同じく自営業の旦那と気ままに旅をしながら働く生活をしています。フリーランス・旅のことを中心に記事を執筆中。今年東京脱出しました。

【その学校で本当に大丈夫?】元現地の語学学校関係者が教える、間違えない語学学校の選び方!

こんにちは!7です。

 

今日は現地留学エージェントの留学コンサルタントと某語学学校の東アジアマーケティング担当の経験を生かし、関係者の視点で「間違えない語学学校の選び方」をお教えいたします!

 

 

【その学校で本当に大丈夫?】元現地の語学学校関係者が教える間違えない語学学校の選び方!

 

語学学校と留学エージェントの関係性

 

皆さんまず、語学学校と留学エージェントの関係性ってご存知でしょうか?

よくある質問に、「無料留学エージェントってどこでお金を取っているの?」という質問があります。

例えばAという学校に10週間通うのに、語学学校に直接応募しようとも、エージェントを通しても、基本は通う側が払う値段は変わりません。


これは留学エージェントは各語学学校と業務契約を結んでいて、生徒を一人送るとその学費から数%のマージンをエージェント側が受け取る仕組みになっています。


例えば入学金300ドルの学校で、1週間100ドルの学校に10週間通うとします。


エージェントと学校間でマージンが20%受け取れるという契約をしていたら、エージェントがこの生徒を学校に入れると


300ドル(入学金)+1000ドル( 1週間×10週間)=1,300ドル →この20%の260ドル がエージェントのこの学生をAに入れた時の儲けとなります。(今回は例なのでその他雑費はここでは省きます。)


そして学校ごとにマージンのパーセンテージは結構な幅が存在しています。

 

 

学生に取って良い学校、エージェントにとって良い学校

ということはエージェント側の視点にたてば、マージンが高い学校を売る=エージェントの儲けが増える。ということになり、必然的に本当に良い学校よりもエージェントにとって都合の良い学校(マージンが高い学校)を、消費者に売る可能性もあります。(もちろん全部のエージェントではありませんし、エージェント自体や留学カウンセラーの方針などにもよります。)

 

また残念なことですが、その都市その都市の語学学校業界は大変狭く、一個の村のようなコミュニティがあります。

なので、担当者同士の癒着的なものが存在するのは全く否定できません。(これも全ての都市がそうというわけではありません。)このコミュニティに嫌われると新しく出来た語学学校もなかなかエージェント側が生徒側に紹介してくれず、生徒数が増えません。

 

「語学学校を探してます」とエージェント側にお願いするといくつか候補を送ってくると思いますが、それはおそらくマージンが高い学校、もしくは惰性で今まで紹介していて担当者も慣れている学校の可能性も大いにありますので鵜呑みにせず、自分の力で徹底的に調べて納得の行く学校に行きましょう!

 

 

間違えない学校選びに重要な3つのこと

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「母国語禁止ポリシー」のうたい文句に注意


語学学校を選ぶ際に、「自分の国のネイティブがクラスにどのくらいの割合がいるか(我々の場合は日本人)」という表をみることが出来ます。(これはおそらくどの学校も持っているので情報を出してこないときは必ず聞いてください)。やはり日本人は割と神経質なので、整備が整った、キレイな学校に必然的に集まる傾向があり、(そしてこういう学校は大体かなり高いです)そうなると、多いところは30%以上が日本人という学校もあります。

 


「日本語はなるべく話したくないからあまり日本人がいないところが良い」と伝えると、「この学校にはとても厳しい母国語禁止ポリシーがあって、2、3回話したら通学禁止になるくらい厳しいから大丈夫だよ!」と教えてくれることも多い思いますが、そんなわけがありません。

 

日本人は最初は同族嫌悪で頑張って他の国の友達を見つけようとしますが、慣れてくるとどうしても日本人同士で話すことになり、学校内で英語でラインを交換し、「放課後遊ぼう!」という流れになり、学校の外で日本語を使いまくるというオチになるのはほぼ間違いないので、本当に英語漬けになりたいなら多少設備が劣っても日本人がいないところをおすすめします。不安な方は日本人のステューデントサービスがいるところもありますのでそういったところを選びましょう。

 


必要以上のエクスカーション(遠足)やサービスがないかチェック!


学費がやたらに高いところは必要以上のサービスが発生しているところがほとんどです。


例えば最初の到着日の空港送迎サービスや、銀行口座開設のサポートなど。口座開設はさておき空港から市内までの行き方が難しいところは語学学校が集まる英語圏においてはほぼ無いと思うのでおそらく必要ありません。


また本当にホストファミリーが必要かも見定めましょう。

 


経験者にも、不運にもホストマザーの料理があまり上手でなく毎日食べるのが苦だった、とか、出されたものをノーと言えなくて毎日無理して食べたら3ヶ月で8キロ太った、という例もありますし、また自由も聞かないので、厳しい門限などなかなか留学生活をエンジョイできないデメリットもかなりあります。彼らも命を預かっている以上必要以上に守ってくれるので、もちろんいい部分もあります。


個人的にはまだ未成年という人に関してはホストファミリーはとてもいいですが、ある程度いい大人ならデメリットも多いので必要ないと思います。(ちなみにその他の良いメリットとしては個人的にも高校のときのバンクーバー留学でホストファミリーは経験していますが、キリスト教の家庭だったためミサに行ったり、その他普段日本では経験できないことが体験できました。また上記の通りかなり厳格な家庭だったので、絶対に一人で外には出れなかったので辛かったですが、そのおかげもあって無事に3ヶ月過ごせました。)

 

 

また語学学校で遠足が何回かあったり、バーベキューやゲーム大会などを定期的に開催するところもありますが、正直何週間か経った時点で友達もできるので、そういうフィールドワークには参加せず個人的に遊ぶようになります。

 

が、自分が参加しなくてもそのフィールドワーク代などは平等に学費に含まれてるので、もったいないかなーと個人的には思います。(もちろん参加者課金制のフィールドワークもあり。何週間経っても友達がどうしてもできない場合はこういったものに参加するのもおすすめ。)

 

かといって安すぎる語学学校は超要注意!我々世界最強のパスポートを持っている日本人は普段意識しないかもしれませんが、学生ビザを取ることによってでしか、その国に入国できない国籍の人たちもたくさんいます。

最低限の学費をもらって1年間の学習を行うと見せかけて、実は全く中身のないいわゆる「ビザ取り学校」の可能性も高く、教育業界=悪徳ビザビジネスになってしまっている現状もあります。認可が降りてないけれど語学学校として運営している学校もあります。

実際私の友達は語学学校を通して半年以上の学生ビザを取りましたが、その学校の不正が明るみに出てしまい、入学前に学校が潰れてしまってビザを取り消されたこともいました。特にオーストラリアについてはとても厳しいのでしょっちゅう学校が潰れているのを見ました。故に、安すぎる語学学校はそれなりの理由があるので、あまり価格を優先しないほうがいいかもしれません。

 

 

正直日本で決めず、現地についてから現地のエージェントを訪問して体験入学などができるとベスト。


現地について次の日から語学学校に行くわけではなく、大抵の場合数日から数週間余裕をもたせて現地入りすると思います。


焦る気持ちもあると思いますが、あまりにガチガチに決めて蓋を開けたら微妙な学校だったら本末転倒ですので、個人的には現地に行ってから学校を決めるのをおすすめします。現地の無料エージェントはたくさんありますので、(メルボルンには日本語で案内してくれるところもたくさんあります)そういったところに相談に行くのが良いかもしれません。

 


体験入学や学校見学はほぼすべての語学学校で可能ですので、自分の足で行ってみて、先生との相性や学校の雰囲気、立地などを確認してみてください。


ちなみに私がエージェントとして働いていたとき、見学でメルボルンのとある日本人にも有名な学校の体験入学をしました。蓋を開けてびっくり、先生の中東なまりが激しすぎて、授業の英語が全く聞き取れませんでした。。これは語学学校ではなくとあるビジネスの学校の例でしたが、入ったはいいもののどうしても先生と相性が合わない・・など入学金を払ってからこうなるともうどうしようも無いので、ぜひ現地に行ってから学校を決めることができたらベストです。

 

 

まとめ

たくさんあってどの学校を選んで良いかわからない!という状態になったら上記の3つのポイントを思い出して、学校選びに役立てていただけると嬉しいです。これ以外は立地やその他好みなど色々吟味して決めて問題ないと思います。素敵な留学生活が送れるよう、応援しています!

 

 

その他過去の留学のヒントはこちらから★

travelize.hatenablog.com]

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