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フリーランストラベラー。同じく自営業の旦那と気ままに旅をしながら働く生活をしています。フリーランス・旅のことを中心に記事を執筆中。今年東京脱出しました。

【大事な心構え】大自然の宝庫パラオに行く前に知って欲しいこと5つ

こんにちは!7です。

またもやかなり時間が空いていました。パラオから今週もどり、あれよあれよという間にもう週末!早い!

 

【大事な心構え】大自然の宝庫パラオに行く前に知って欲しいこと5つ

パラオは今まででいったどの国よりも経済的にも物理的にも小さく、その人口は2万人。私の地元の住民より少ない。空港は体育館くらいの大きさで、搭乗口は一つ。

公共交通機関は無いに等しいし、Wifiだってほぼ通っていない。

 

そんなデジタルノマド泣かせな国ですが、日本では決して触れることの出来ない貴重な景色や体験にたくさん触れてきました。

 

発展のはの字も無いような国でしたが、このままの姿を保って欲しいなと思わせられる国でした。

 

 

さて、今日はそんなパラオに行く前にぜひみて欲しい、「パラオに行く前に知って欲しいこと5つ」について紹介したいと思います。

 

公共WiFiに頼ってはいけない

普段から海外旅行に慣れている人は「WiFiは現地に着いてから考えればいいかな」と考えてしまうと思いますが、パラオではその常識は通じない!なんと最近の最近までインターネットが通っていない国だったのです。

 

2017年12月についにグアムからの海底ケーブル工事で、パラオにも高速インターネットが整備されたのですが、公共WiFiは正直いってなんの使い物にもなりません。

 

ホテルのWiFiも全く繋がらないし、頑張ってLINEが送れる程度。なので「公共のWiFiだけでいいや」なんて気持ちでパラオに望むのは全くを持ってお勧めできません。

 

ちなみにどのWiFi会社でも、日本からパラオで使用出来るポケットWiFiを貸し出している会社は今の所ありません。(2019年9月現在)ポケットWiFiは現地でのみ貸し出しが出来るのですが、なんと10日間で100ドルほど笑 インターネット黎明期価格です笑

 

やはりお勧めなのはSIMフリー携帯を持っていくこと。

f:id:travelize_mylife:20190928214840j:plain空港の到着口降りたらすぐに左にある「PNCC」というSIMカードショップ(屋台?)で、8日間4Gで10ドルで購入できます。ポケットWiFiと比べてもかーなりお得!!比較的に早いですし、SIMが断然お勧め。

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スモウレスラーみたいな人が法螺貝を吹いている特徴的なロゴ。「この人はだれ?」と興味本位で店員さんに聞いたら、知らないと言われました笑

 

日焼け止めは有害物質無しの物を

昨年よりパラオ政府は下記の法律を発表しました。

 

太平洋の島国パラオは1日、サンゴ礁に有害な化学物質を含む日焼け止めを禁止すると発表した。国全体でこのような措置を行うのは世界初。

パラオ政府は、対象となる10種類の化学物質を含む日焼け止めやスキンケア製品の販売・使用を禁止する法律を制定。2020年から施行する予定で、違反者には1000ドル(約11万円)の罰金が科せられる。

研究者らは、これらの化学物質が海洋生物にとって極めて有毒なほか、サンゴの白化を促進する可能性があるとしている。

出展:https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-46068299

またすでに2018年の10月にはサンゴ礁に悪影響を与える日焼け止め製品の輸入及び販売を禁止する法案が可決されています。

 

パラオでは世界でも有数の珊瑚礁の数を保持しており、その保全への取り組みも国をあげて行なっている国。日本人が通常使用するような日焼け止めはサンゴやその他の自然生物を傷つけてしまう恐れがあり、「サンゴフレンドリー」な日焼け止めだけを使用する必要があります。

 

 

日本でも購入することが出来るサンゴに優しい日焼け止めはこちら。

 

空港のイミグレでもパスポート上にこんなサインをさせられました。

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どれだけパラオが環境保全に真剣に取り組んでいるか、よくわかりますね。

ちなみに紫外線は日本の7倍。

 

私も何度も南国に行っているので、そうは言っても、、とたかをくくっていたのが間違いでした。恥ずかしいくらいのやけどに近い日焼けをしてしまったので、1時間以内に塗りなおすことをお勧めします。特にサンゴに優しい日焼け止めは人間にとってはあまり優しくなく、日焼け止め効果がかなり弱いので、気をつけましょう。

 

良質な野菜は取れないと思っておく。

国民の肥満度全世界ナンバー5のパラオ。ローカルの人々はほとんどの人がかなりの大きさだというのが、街に入ればすぐにでもわかると思います。

 

自給自足でタロイモやタピオカ芋を育て、魚を狩って食べていたもともとも食文化に加え、かなり怠惰な性格が国民性のようで、野菜は空芯菜を除けばほぼ輸入に頼っているとのこと。

 

またジュースやアルコールの消費量が多く、水を買うくらいなら少ししか値段の変わらないビールを買ってしまおう、という思考の人が多いようです。

 

ということで、レストランに行っても野菜はほぼ食べられません。

 

野菜不足ですぐに肌が荒れてしまう人は(私も今回帰ってきて大荒れで、今でも薬が手放せない。。)ビタミン剤を持っていくことを強くお勧めします。

 

何もないことを楽しむ想定を

パラオに娯楽はありません。映画館は国に一つもありませんし、もちろんクラブも無し。美術館や水族館もありますが、全く規模は大きくありません。コンビニもないし、スーパーも数カ所。飲食店も数えるほどです。

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最初街に出て、軽くショックを受けるくらい、本当に田舎なパラオ。

 

この国ではぜひ広大な自然と海を心ゆくまで楽しんでください。

 

特に水の透明度は半端じゃないです!天然の水族館ですよ!

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間違ってもフライト前に早めに空港に行ってはいけない

楽しかったパラオも終わり、今日は帰国日。余裕を持って空港に行ってカフェでお茶でも飲んでいよう。。

 

と、思うのが一般的な国を訪れた時の行動かもしれませんが、これ、パラオでは絶対やってはいけません。

 

深夜便の場合は21:00〜朝5:00まで空くラウンジ(有料)があるのですが、深夜便でない場合は、空港中のレストランやショップは全てフライトの時間に合わせてオープンします。

ということはフライトがない時間帯はお店は一切空いていません。

 

今回我々はなんと4時間近く前に「流石にどこかは空いているでしょう」と空港に向かったものの、物の見事にどこも空いておらず、チェックインが出来る冷房が聞いた部屋も2時間前じゃないと入ることもできない。

 

仕方なく、冷房の効かない小さなベンチで2時間耐え忍びました。。もちろん空港の近くはコンビニやスーパーなど一切ないので、2時間水分無しでただただ待つのみ。流石に苦行でした。。

 

あとがき

ということで、パラオは今まで行ったどの国よりも不便なことが多く、衝撃も多かったのですが、その分また新たに世界の広さを感じれたり、こんな不便な生活の中でもみんな笑顔で生活をしていて、世界観を変えてくれたような気がします。

 

パラオ人は特に週末日中ほとんど家の前でチルしており、何をすることなく外を見つめたり、友達と談笑したり。犬や猫や鶏は放し飼いだし、警察が声をかけてきて、「足がないならどこか連れていくよ」と声をかけてくれたり。

 

東京ではなかなか触れられないたくさんの物に触れられて、また一つ、新しい正解を知った気がします。

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そのコンテンツ力の少なさからあまり注目されないパラオですが、日本との関係も深く(日本が30年間も統治していた)知れば知るほど魅力的な国。ぜひ一度は足を運んでみてください!

 

まだまだパラオ編は続きます😇